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  翏橋俊昭 著

  A5判・上製・300頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)   

  ISBN978-4-284-10118-9
  2008年2月

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2009年 日本英学史学会豊田實賞 受賞

開国に始まる英学の時代!中村正直(敬宇、敬輔)の英学、御雇英語教師カロザスの任地秋田での特異な活動、“Putnam’s Magazine”の日本関係記事の翻訳(パトナムの訪日紀行、大都市江戸のレポート、ハリスの日本観)などを通して、その眺望の中の英学史的点描を考察する。

【目次】

序 清水護

第Ⅰ部 中村正直と英学
 1 中村正直と英語
 2 中村敬宇と英語辞書
 3 英漢辞書はいかに筆写されたか――中村敬輔の場合
 4 蔵書に見る英学の人脈――中村正直の洋書の旧蔵者一覧
 5 英学の国籍――中村正直旧蔵洋書におけるイギリスとアメリカ
 6 中邨秋香の『仮名読 改正西国立志編』

第Ⅱ部 カロザスと秋田
 7 秋田におけるカロザス――カロザスと秋田の新聞
 8 カロザスの写真と彼をめぐる秋田の人々
 9 カロザス余聞――尾竹紅吉の「秋田物語」をめぐって

第Ⅲ部 英学の足跡
 10 明治の英語学習――スペリングブックと立志
 11 7年制高等学校の英語――成蹊高等学校を中心として

第Ⅳ部 日本を見る目
 12 日本からの手紙――米国青年の幕末日本渡航記
 13 江戸―1868―アメリカの雑誌に載った幕末日本

初出一覧あとがき

索引
 

【著者略歴】

翏橋 俊昭 (たかはし としあき)

1933年 生まれ。
秋田県出身。
国際基督教大学教養学部卒業。
同大学大学院修士課程(英語教育)修了。
成蹊中学高等学校教諭を経て現在立正大学文学部講師。
日本英学史学会・日本英語教育史学会会員。

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