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  香椎健太郎 著

  四六判・上製・364頁
  定価1,890円(本体1,800円+税)

  ISBN978-4-8205-9481-9
  2003年4月

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病気の性格が感染症中心から生活習慣病中心に変化した現代。「こころ」の在り方から誰もができるクスリに頼らない健康法を平易に説く、新しい健康心理学の書。

【目次】

はしがき

第1章 心と躰のつながり
 健康とは何だろう
 パブロフの犬
 心と呼吸
 心と痛み
 心と血行障害
 タイプA行動と冠状動脈疾患・脳血管障害
 タイプC性格と癌
 心と更年期障害
 自律神経訓練法

第2章 ストレスは自分で作っている
 ストレスは万病のもと
 ストレスの正体
 トラウマとPTSD
 なぜストレスになるのか(ストレスになるような受け取り方をしてしまう私)
 ストレスの対処法(四つに組むか逃げ出すか)
 ものは取りようで四角も丸に(認知行動療法)
 「私にはきっとできる」(自己効力感)と「私はきっとダメだ」(自己不全感)

第3章 その性格が病気を作る――習慣の改善
 ストレスと生活習慣病の関係
 成人病と生活習慣病
 ストレスから起こる生活習慣病
 「タイプA性格」(行動)の修正
 便秘が示すあなたの本心
 その他のストレス関連病
 ストレスと免疫力
 ストレスと痛みの関係(躰の痛みは心の痛み)
 食事と健康
 躰に現れる心の病気(心身症)

第4章 人間関係とストレス
 人間関係はストレスを作り、ストレスを解消する
 本当の自分・見せかけの自分
 ”構造分析”=自分の心の成り立ちの分析
 やり取り分析
 ゲーム分析
 脚本分析(親が押し付けた子供の生き方)
 ストローク
 アサーティブ・コミュニケーション・トレーニング
 フォーカシング
 センシティブネス
 自分を表すコラージュ

第5章 自分の健康は自分で守る
 「健康日本21」
 習慣の見直し
 心理専門家の活用
 東洋医学の活用

おわりに

参考文献
付表「私は誰でしょうアセスメント」
 

【著者略歴】

香椎 健太郎 (かしい けんたろう)

1940年、東京生まれ。成蹊大学政治経済学部卒業。1963年、大協石油株式会社に入社。1998年、コスモ総合開発常勤監査役。2000年、コスモ石油株式会社退社。

1972年、独学・通信教育で勉強を始める。1988〜1994年の6年間早稲田大学公開講座にて健康及び健康心理学について学ぶ。1995年、日本健康心理学研究所にて、専門的に健康心理学を学び、現在に至る。1997年、日本健康心理学会正会員、日本健康心理学会認定健康心理士(カウンセラー)資格取得。1999年、NPO・健康心理教育実践センター幹事就任。2001年、三鷹市健康推進員リーダー資格取得、有限会社ホールサム・サイクを設立し取締役社長就任。

著書に『健康心理学ABC』(ギャラップ社、2001年)がある。

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  泳法の進化研究会 編 

  A5判・並製・165頁
  定価(本体1,800円+税)

  ISBN978-4-8205-6482-9
  2001年7月

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「競泳選手をモーターボートのように、イルカのようにできないか!」との発想から打ち出された新しい泳法=「ESK泳法」。流水力学、運動生理学だけでなく水泳の歴史的考察を含む研究、理論、実践例を紹介する。

【目次】

第1章 研究会の発足とあゆみ

 1.1 研究会の発足 ……… 大垣 昌弘
 1.2 研究会のあゆみ ……… 渡邊 謙

第2章 ESK泳法 

 2.1 ESK泳法とは ……… 平野 進
  2.1.1 海中動物の遊泳観察  2.1.2 日本人の競泳の特徴
  2.1.3 ESK泳法について  2.1.4 日本泳法とESK泳法
 2.2 ESK泳法 ……… 寺脇 久和
  2.2.1 基本姿勢  2.2.2 キック  2.2.3 プレスオン
  2.2.4 プッシュ  2.2.5 リリース  2.2.6 リカバリー
 2.3 ESK泳法と従来泳法の比較 ……… 石田 佑之
  2.3.1 基本的な考え方の違い  2.3.2 脚の動作(キック)
  2.3.3 腕の動作(プル)  2.3.4 日本人の泳法の特徴
  2.3.5 ESK泳法の実際
 2.4 ESK泳法の方向と可能性 ……… 稲川 孝司
  2.4.1 水の上を走る  2.4.2 記録とパワーとエネルギーの関係
  2.4.3 進化の過程からみた競泳

3章 ESK泳法の実践例

 3.1 進むメカニズムを知ること ……… 藤原 勝教
 3.2 選手からみたESK泳法 ……… 門司 吉晴
 3.3 自由形のキックとESK泳法 ……… 植栗 佑輔 
 3.4 学校教育とESK泳法 ……… 稲川 孝司
 3.5 スイミングスクールとESK泳法 ……… 込山 博文 
 3.6 中高年水泳とESK泳法 ……… 太野垣 智彦

4章 水泳の流体力学 ……… 杉山 正桂

 4.1 抵抗力
 4.2 推進力
 4.3 抗力水推進と揚力推進

5章 運動生理学を超えた水泳の科学の確立を ……… 渡邊 謙

 5.1 水泳生理学の立ち後れ
 5.2 トレーニング科学の役割
 5.3 陸上トレーニングの重要性
 5.4 哲学を踏まえたトレーニングを
 5.5 目的意識と科学的根拠を持ったトレーニング

6章 日本泳法とESK泳法 ……… 高橋 水右衛門

 6.1 先手(さきて)に乗る
 6.2 ハイ・エルボウ
 6.3 ばた足
 6.4 腰の使い方
 6.5 手足のタイミング
 6.6 インピーダンス・マッチング

【特別寄稿】
私の競泳生活について ……… 米山 弘
恵まれた私の少年時代の水泳環境 ESK泳法 ……… 葉室 鐡夫
水難救助法に関連する日本泳法の利点 ……… 森貞 昭三

参考文献

執筆者一覧

編集後記

 

【執筆者一覧】

葉室 鐡生
元毎日新聞編集委員、ベルリン五輪200m平泳ぎ優勝、国際水泳殿堂入堂

大垣 昌弘
大阪府立大学名誉教授、日本水泳連盟有功章受章

渡邊 謙
鳴門教育大学保健体育講座教授、元大阪府立大学水泳部監督

平野 進
元大阪府立大学工学部船舶工学科講師、工学博士、故人

寺脇 久和
大阪府立大学水泳部出身、大阪府立北野高校水泳部外部招聘講師

石田 祐之
京都大学水泳部出身、(株)日本触媒

稲川 孝司
大阪府立大学水泳部出身、大阪府立西成高等学校教諭

藤原 勝教
早稲田大学水泳部出身、セイワエンタープライズ(株)、1986年ソウルアジア大会100m、200m自由形優勝

門司 吉晴
国立水産大学水泳部出身、(株)漬新

植栗 祐輔

込山 博文
大阪府立高津高校水泳部出身、奈良YMCAスイミングスクール講師

太野垣 智彦
大阪府立大学水泳部出身、サンタマリアスイミング主任コーチ

杉山 正佳
東京大学水泳部出身、元日立造船(株)

高橋 水右衛門
日本泳法小池流師範

米山 弘
元中百舌鳥スイミングクラブコーチ、アムステルダム五輪800mリレー銀メダリスト、故人

森貞 昭三
産業技術短期大学名誉教授、元大竹総合科学専門学校校長、元国際リゾート短期大学校校長

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