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原 佳央理

A5判・上製・216頁
定価(本体4,800円+税) 

SBN978-4-284-10418-0
2014年12月

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児童福祉司の教育訓練に関する問題解決をめざす!

虐待ケースに最前線で対応しているのは児童相談所の児童福祉司であるが、虐待ケースに対応できる教育訓練の機会が、彼らに十分に与えられているとはいいがたい。研修の実施状況は、自治体間の格差が大きいといわれている。本書は、児童福祉司の教育訓練の選択肢のひとつとして、効率的に学習可能なICT教材を研究開発し、その手順と成果を詳述している。子ども虐待の分野のみならず、社会福祉援助者育成における実践モデル開発においても示唆に富む1冊!

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後藤郁子 著

A5判・上製・248頁
定価(本体4,200円+税)

ISBN978-4-284-10416-6
2014年10月

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元公立小学校教師が、独自の実践的研究から構築した新しい教師育成論!

矛盾と不合理に満ちた現在の閉塞状況を突破するというエンゲストロームの拡張的学習の理論を参考に、小学校初任教師の成長・発達の契機から捉えた新しい育成論の構築を目指す。教師の成長・発達には、指導の主体者としての実践と探究的学習が不可欠だという筆者の主張から、今求められている新しい育成の在り方が見えてくる。学習指導、学級集団把握、児童理解等で悩んでいる初任教師や教師志望の大学生、および学校現場の管理職や教員養成に携わる先生方に贈る1冊!

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桜井恵子 著

A5判・上製・216頁
定価(本体4,600円+税)

ISBN978-4-284-10414-2
2014年7月

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子どもの「生活」に即し「主体性」を育てる教育を、深く問い直す!

現在進行している教育改革の特徴の1つに、子どもの「生活」と「主体性」を重視する考え方がある。これに対して、ゆとり教育論争の際、「定型的な知識」の教育の軽視、学力階層差の拡大といった批判が提起されたが、明確な結論が出ぬまま改革は進行している。本書では、この議論を深化させるため、国の教育政策の実験校であった東京高等師範学校附属小学校を事例として、大正期の算術改革運動で主張された、子どもの「生活」と「主体性」を尊重する教育方法の姿を、より批判的に検討する。

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佐藤幹男 著

A5判・上製・212頁
定価(本体3,800円+税)

ISBN978-4-284-10401-2
2013年12月
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戦後スタートした新しい現職研修の歴史的展開を検討する!

敗戦後の占領下、教員の再教育がどのような方法で実施されたのか、欧米での教育の重要性に関する認識が当時の日本の学制にどのように適用されたのか、「現職教育」や「研修」といった用語がいかなるプロセスを経て定着していったのかなど、戦後教育改革期における現職研修の成立過程の解明を試みる。過去の制度や構想の回視は、今日の教育改革論に有用なヒントを与えることができるであろう。

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渡辺 哲司 著

四六判・並製・188頁
定価(本体1,600円+税)

ISBN978-4-284-10396-1
2013年5月

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レポート・小論文=コミュニケーション手段?! 「書けない問題」を自由に、広く、深く探究した意欲的な1冊!

レポートあるいは小論文をうまく書けないことは,今日,高校生から大学生へと移行しつつある人たちにとって学習上の一大問題である。本書では,その問題の実態や本質,原因やメカニズム,解決策などを,[コミュニケーション]というキーワードのもとで自由に,広く,深く探究した。いわゆる高大接続を真剣に考える教師たち,大学での学習に興味・不安や現実の困難を抱えている生徒・学生たち,そして日本の言語技術教育を憂える一般の人々に贈る。『「書くのが苦手」をみきわめる』(2010年)の続編。

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小林保子・立松英子 著

A5判・並製・188頁
定価(本体1,900円+税)

ISBN978-4-284-10394-7
2013年3月  

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「障害児虐待防止法」の成立、障害児教育や介護福祉における医療的ケアの変容に伴い、改訂! これからの障害児療育のあり方を探る理論と実践の書!

保育に求められる理論・知識や療育の見方・考え方から、福祉・医療制度や支援の実際、実践スキルや現場で得られた知見まで、平易な表現と具体例でわかりやすく解説。2012年に公布された「障害者総合支援法」にふれながら、最新の特別支援教育の動向、知的障害・自閉症・肢体不自由を伴う子どもの特性、教材教具を用いた指導や運動遊びによるアプローチ、保護者支援についても言及。保育の世界をめざす学生だけでなく、現場保育者にも有用な1冊!

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三品桂子 著

A5判・上製・608頁
定価(本体6,800円+税)

ISBN978-4-284-10382-4
2013年3月 

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ストレス脆弱性モデルからストレングス・レジリアンスモデルへの転換を目指して――

重い精神障害のある人の地域生活を、アウトリーチという手法を用いて、24時間・365日リカバリー志向で支援する「包括型地域生活支援プログラム」(Assertive Community Treatment:ACT)の実践スキルを、イギリス・アメリカ・日本での調査に基づき体系化する。日本初の民間ACTチームの理事長であり、日本で最も精神科病床数の多い鹿児島県で精神障害者アウトリーチ推進事業に取り組む支援チームのコンサルタントでもある筆者が、日本の専門職のスキルアップと精神保健福祉システムの変革を試みる。

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川上泰彦 著

A5判・上製・304頁
定価(本体4,800円+税)

ISBN978-4-284-10383-1
2013年2月

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2013年 日本教育経営学会学術研究賞 受賞

公立学校における教員人事の構造を分析した初の研究書!

教員人事行政は自治体によって多様な運用が行われており、組織活動にも教員の労働意欲や能力形成にも大きな影響を及ぼしているが、その全体像が把握されることはなかった。そこで本書では、教員人事行政の持つ「多様性」に着目し、「どう多様なのか」「何に規定されているのか」「何に影響するのか」以上3つの問いに対して、全国的な学術調査の分析・考察を通じて、その答えを導き出す。また、公立学校教員の人事権をめぐる政策議論を行ううえでも、不可欠な知見を提示する。

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北野秋男・吉良 直・大桃敏行 編

A5判・上製・288頁
定価(本体3,800円+税)

ISBN978-4-284-10371-8
2012年10月

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*推薦* 藤田英典
(共栄大学教育学部長/日本教育学会会長/東京大学名誉教授)

アメリカ教育改革の変遷と最新情勢・課題を浮き彫りにする待望の書!

アメリカでは、学力向上と格差是正を目指し、教育成果に対して厳しいアカウンタビリティを求める改革が推進されてきた。本書は、1960年代以降の連邦教育政策の歴史的展開をふまえ、近年のテスト政策、教員政策、トップダウン型の改革への対抗の動きをはじめとする教育改革に焦点を当て、その動向を明らかにする。また、アメリカにおける教育改革の意義や課題の解明を通じて、類似の改革が見られる日本の教育を考察するうえで必須の知見を提供する。

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森田裕之 著

四六判・上製・244頁
定価(本体3,200円+税)

ISBN978-4-284-10372-5
2012年10月

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 ドゥルーズ=ガタリの議論を教育学の問題圏に引きよせて論じる初の研究書!

「ヘーゲルの弁証法」を思想的起源とする「発達(=人間化)」を基本概念としてきた従来の教育学の問題点を指摘した上で、ドゥルーズ=ガタリのシステム論を教育学的視座から創造的に再構築することで教育を再定義する。自然と社会を統一的に説明できる理論として再構築されたこのシステム理論は、「発達」「生成(=超人間化)」「再生(=脱人間化)」の諸概念を織り込み、またその絡み合いのもとで、教育は全く新しい顔貌を見せ、教育のあり方の問い直しを迫る。

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貝塚茂樹 著

四六判・並製・208頁
定価(本体1,800円+税)

ISBN978-4-284-10368-8
2012年9月
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日本図書館協会選定図書

道徳の教科化は、国家による価値の押し付けなのか。それとも道徳教育再生の切り札なのか。道徳教育の新たな地平を拓くために、道徳の教科化について真摯に向き合うべき時が来ている。

本書は、修身科や教育勅語という歴史的な課題を、政治的イデオロギーを超えて本質的かつ冷静に分析する。また、他者とのつながり、愛国心・郷土愛、国旗・国歌、宗教的情操、スピリチュアリティなどをめぐる問題にも幅広く目配りすることにより、これからの道徳教育を取り扱うための指針を示す。

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宮本恭子 著

四六判・上製・216頁
定価(本体2,800円+税)

ISBN978-4-284-10366-4
2012年7月

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少子高齢化が進む中、介護保険サービスの需要は拡大を続け、その人材の安定的な確保は社会的な課題のひとつになっている。本書は、介護人材確保・定着に関して、経済学、福祉(介護)、医療(看護)を横断する幅広い観点から理論的かつ実証的な分析を行う。さらに、日本の介護制度に少なからず影響を及ぼしてきたドイツでの取り組みや、経済連携協定(EPA)による外国人労働者の受け入れについても目を配り、新たな知見を提示するとともに、実効的かつ整合性の高い施策に向けた議論の深化を目指す。

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小山みずえ 著

A5判・上製・224頁
定価(本体4,800円+税)  

ISBN978-4-284-10363-3
2012年5月

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全国各地の実践資料に基づき、近代日本の幼稚園教育の実態を描き出す!

本書は、全国各地の幼稚園の実践資料の分析・検討を通して、近代日本の幼稚園における保育内容・方法改革の歩みを保育者の視点から具体的に描き出し、そこにみられる保育実践形態の特質を解明する。また、幼稚園の統廃合や幼保一体化の動きが加速化する今日において、長年にわたって幼稚園で培われてきた教育理念や方法の再考を提起する。

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神藤貴昭 著

A5判・上製・244頁
定価(本体4,200円+税)

ISBN978-4-284-10336-7
2011年12月

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大学におけるファカルティ・ディベロップメント(教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称)の方向性を示唆する!

社会学者アーヴィング・ゴッフマンの「フレーム」理論を参考に、教員や学生が大学授業をどのように定義しているかを示す「大学授業フレーム」という概念を提唱し、大学授業において教員−学生間・学生−学生間の相互行為がどのように展開されているかを分析する。そのうえで、大学授業をどのように改善するべきかという課題に対し、臨床的研究を通じて、その答えを導き出す。

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望月由起 著

四六判・上製・232頁
定価(本体2,800円+税)

ISBN978-4-284-10335-0
2011年11月

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感覚的な批判や称賛を超えて、「お受験」というベールに隠された早期選抜問題として、小学校受験を真摯に注視する!

現代の日本社会のように、市場化された社会における教育選抜は、本人の能力や努力よりも、家庭の経済力や親の教育願望といった「ペアレントクラシー」をベースとしたものに変質するという。本書は、受験家庭に対する調査を通して、受験の低年齢化の帰結であり、ペアレントクラシーに基づく教育選抜の象徴である私立小学校受験の実態を実証的かつ具体的に描き出すものである。小学校受験を考えている家庭はもちろん、教育選抜問題に関心があるすべての人におくる必読書!

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市川昭午 著

A5判・上製・384頁
定価(本体3,800円+税)

ISBN978-4-284-10333-6
2011年9月 

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*推薦* 広田照幸 (教育社会学者)

我が国はいかなる国家を目指すべきか?
そのためにはどのような愛国心が求められるのか?

近年、外には経済・産業のグローバル化と国際社会の不安定化、内には社会格差の拡大と社会不安の増大が進んでいる。そうした中で右傾化を憂える声と公共精神の欠如を嘆く声が交錯しながら日増しに大きくなる今日、愛国心がどうあるべきかが改めて問われている。 本書は、このような状況を踏まえ、戦後の我が国における愛国心論の変遷と愛国心にまつわる語義・概念の検討、ナショナリズム論、国家論・国際関係論、道徳教育論の考究などを通じた広い視点から、愛国心をめぐる諸問題を多角的に究明するものである。

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荻原 彰 著

A5判・並製・228頁
定価2,940円(本体2,800円+税)

ISBN978-4-284-10331-2
2011年9月

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アメリカの環境教育に関する日本初の総合的研究書!

本書は、アメリカの環境教育の黎明期から現代に至るまでの歴史をたどり、環境教育が各時代の政治・思想動向と密接に関連しながら発展してきたことを明らかにする。また、「学力重視の教育改革」「環境正義」という2つの課題に対応するべく苦闘している現代の環境教育の姿を浮き彫りにする。 これまで断片的な紹介にとどまっていたアメリカの環境教育を概観することによって、日本の環境教育の方向性と課題を示唆する!

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西尾 理 著

A5判・上製・528頁
定価7,140円(本体6,800円+税)

ISBN978-4-284-10327-5
2011年7月

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2012年 日本学校教育学会学会賞 受賞

戦後日本の平和教育の思想と実践を歴史的かつ包括的に網羅・分析!
独自の教材開発と学校カリキュラムを提案!

本書は、平和教育が時の政治状況から自立し、学校教育の中で確固たる位置を占めること、さらには平和教育の体系化を図り、平和教育学として発展することをめざして、戦後日本における平和教育を鳥瞰し、それを踏まえた教材開発とそのカリキュラム化を提言するものである。 民教連の平和教育と国際理解教育や開発教育の融合、研究論文やエッセイだけでなく、実践記録にも踏み込んだ実証的な分析、人権を観点とした平和教育の分類・体系化など、これまでにない新しいアプローチに挑んだ画期的労作!

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小林保子・立松英子 著

A5判・並製・192頁
定価1,995円(本体1,900円+税)

ISBN978-4-284-10325-1
2011年3月

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障害のある子どもと向き合い、ともに育っていく保育者の養成をめざして
これからの障害児療育のあり方を探る理論と実践の書!

保育に求められる理論・知識や療育の見方・考え方から、福祉・医療制度や支援の実際、実践スキルや現場で得られた知見まで、平易な表現と具体例でわかりやすく解説。2008年に改定された「保育所保育指針」を踏まえ、最新の特別支援教育の動向、知的障害・自閉症・肢体不自由を伴う子どもの特性、教材教具を用いた指導や運動遊びによるアプローチ、保護者支援についても言及。保育の世界をめざす学生だけでなく、現場保育者にも有用な1冊!

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紺野 祐・走井洋一・小池孝範・清多英羽・奥井現理 著

A5判・並製・188頁
定価1,995円(本体1,900円+税)

ISBN978-4-284-10286-5
2011年2月

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学校はこの社会で実際どのような役割を担っているのか? 子どもたちはその場で何を学んでいるのか? その学びは人間形成にどのように結びつくのか? そもそもなぜ「教育」という営みがあるのか? 本書は教育の「現在」をみつめなおすために、これまでの子ども、教育、そして学校に対する見方を再検討し、教育と人間形成の現実的な意味や可能性を模索する。今回、新学習指導要領等にあわせ、内容を大幅に改訂。教育一般および学校教育についてのスタンダードを、必要最小限のものに絞り、できるだけアプローチしやすいかたちでまとめている。教職をめざす学生はもちろん、教育に関心があるすべての人に、教育の原理を根本から考えるきっかけを提供する必読書!

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