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宮本恭子 著

四六判・上製・216頁
定価(本体2,800円+税)

ISBN978-4-284-10366-4
2012年7月

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少子高齢化が進む中、介護保険サービスの需要は拡大を続け、その人材の安定的な確保は社会的な課題のひとつになっている。本書は、介護人材確保・定着に関して、経済学、福祉(介護)、医療(看護)を横断する幅広い観点から理論的かつ実証的な分析を行う。さらに、日本の介護制度に少なからず影響を及ぼしてきたドイツでの取り組みや、経済連携協定(EPA)による外国人労働者の受け入れについても目を配り、新たな知見を提示するとともに、実効的かつ整合性の高い施策に向けた議論の深化を目指す。

【目次】

第1章 介護供給システムからみた介護職員の雇用環境への影響     ――社会福祉法人の施設運営をとおして

第2章 介護職員の勤続期間に影響する規定要因の実証分析

第3章 “介護と看護の関係性”を踏まえた介護現場における人材確保の課題と今後の展望

第4章 ドイツの高齢者介護を支える人材確保のあり方――看護と介護の関係という視点から 

第5章 ドイツの高齢者介護を支える人材の特徴と人材確保の課題

第6章 介護分野における外国人労働者受け入れの意義と課題     ――外国人介護福祉士候補者への役割期待を踏まえて

第7章 介護福祉士の確保・定着を阻害する要因の研究

第8章 ホームヘルパーの確保と定着への取り組みの現状と結果に関する研究


【略歴】

宮本 恭子 (みやもと きょうこ)

1961年 愛媛県松山市生まれ
2006年3月 香川大学大学院経済学研究科修士課程経済学研究科修了。修士(経済学)
2012年3月 神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)
2012年4月〜現在 神戸大学大学院経済学研究科研究員
資 格 保健師、助産師、看護師

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