
【目次】
序章
第1章 社会学から社会情報学へ
1 社会学の登場
2 方法論的個人主義対社会学主義
3 コミュニケーション諸論
4 社会学のコミュニケーション論的展開
5 小括
第2章 社会学的二項対立の展開―二元論から二重性へ
1 コミュニケーション論的視座
2 社会学的二項対立の諸相
3 行為の導出とデフォルト的知識
4 構造の二重性
5 入れ子的二重性
6 小括
第3章 機械の心とその社会学的認知
1 機械の心の周辺
2 常識の定式化
3 社会的応用
4 知識とは何か
5 意味の内実
6 小括
第4章 情報のデジタル化
1 アナログからデジタルへ
2 情報社会の基礎技術
3 エージェントの登場
4 社会的行為とエージェント
5 メディアとしてのエージェント
6 情報収集型エージェントの現在
7 情報化の階梯の意義
8 小括
第5章 インターネット・支援・コミュニティ
1 アプリケーション層から見たインターネット・コミュニティ
2 コミュニティの本質
3 電子メディアによるコミュニティ支援
4 インターネット・支援・コミュニティの諸相
5 小括
第6章 インターネットを介した生産と消費―AIBOの存立基盤
1 AIBOという存在
2 ロボットの社会文化考
3 AIBOとそのユーザ
4 AIBOwners市場の成立
5 AIBOビジネスの離陸
6 AIBO型パーソナル・ロボットの課題
7 AIBOの再生産過程
8 小括
第7章 シリコンバレー・モデル―そのリアリティの検証
1 シリコンバレーの再検討
2 シリコンバレーにおける社会的企業
3 シリコンバレーの存立基盤
4 シリコンバレー・モデルの検証
5 小括
第8章 信頼と情報―ソーシャル・キャピタル論
1 信頼の特質
2 信頼の基盤
3 ソーシャル・キャピタルの導入
4 信頼の機能
5 埋め込み
6 小括
終章 総括として
1 議論の背景
2 デジタル化
3 コミュニティを支える技術
4 信頼の意味
5 一次的な社会関係
6 結語
引用文献
口絵写真出典一覧
索引
【著者略歴】
石井 和平 (いしい わへい)
札幌学院大学社会情報学部教授
1992年 日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期修了
2003年より現職
著作
「小笠原 在来島民の言語と行為」『年俸社会学論集』6号、関東社会学会(1993)
「自治体ウェブページの調査と行為」『社会情報vol.7 No.2』札幌学院大学社会情報学部(1998)
「コミュニティビジネスの基底」『地域形成の思想』アーバンプロ出版センター(2007)