【目次】

第1章　樋口一葉『十三夜』の構造（明治28年）

第2章　泉鏡花の“恐怖小説”（大正2年〜5年）

第3章　≪エレナ≫年譜考（大正6年）

第4章　萩原朔太郎『夜汽車』評釈（大正14年）　

第5章　文芸雑誌『女性の消長（大正11年〜昭和3年）』

第6章　横光利一と病妻物の周辺（大正15年〜昭和2年）

第7章　室生犀星の「西洋女優」論（昭和2〜14年）

第8章　石川達三と伯備線（昭和14年）

後注

各論文初出一覧　

あとがき
 

【著者略歴】

山本 洋 （やまもと ひろし）

1932年　滋賀県高島郡生まれ
1950年　滋賀県立大津(現膳所）高等学校卒業
1954年　京都大学文学部国語学国文学専攻卒業
1974年　高野山大学文学部専任講師
1976年　神戸松蔭女子学院大学大学文学部助教授のち教授
1985年　京都女子大学文学部・大学院文学研究科教授
1988年　龍谷大学文学部・大学院文学研究科教授
1998年　同大学退職
2000年　龍谷大学博士（文学）号授与

専攻分野：日本近現代文学

主要著書：『女子高校生』三一書房（1963）
『わがふるさと近江Ⅰ・Ⅱ』教育出版センター（1977）
『近代文学初出復刻　樋口一葉集』編著、和泉書院（1984）
『滋賀の文人〈近代〉』京都新聞社（1989）
『新・日本文学史』共著、中央図書（1991）
『一葉「にごりえ」全考』私家版（1999）