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  水崎野里子 著 

  A5判・並製・138頁
  定価2,730円(本体2,600円+税)

  ISBN978-4-8205-8833-7
  2003年7月

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明治以降から現在までの日本におけるシェイクスピア受容を坪内逍遙・太宰治・蜷川幸雄など著名な文学者、劇作家を挙げながら独自の視点で描いた1冊。2002年度日本のシェイクスピア劇上演の記録も付した。

【目次】

蜷川・シェイクスピア・近松・坪内逍遥
 ―日本におけるシェイクスピア受容の一視点―
夏目漱石とシェイクスピア―『虞美人草』の問題点―
太宰治とシェイクスピア―『新ハムレット』をめぐって―
福田恆存とシェイクスピア―『明智光秀』 を中心に―
木下順二とシェイクスピア―『子午線の祀り』 を中心に―
山崎正和とシェイクスピア
福田・蜷川・野田秀樹

2002年度日本のシェイクスピア・パーフォーマンス
 軍服を着たクローディアス:出口典雄演出・太宰治作『新ハムレット』
 のびのびと遊びましよう:無名塾公演『ウィンザーの陽気な女房たち』
 ブルータスとテロ:夜想会27回公演 『ジュリアス・シーザー』
 禁断のエロスの味:幹の会+リリックプデュース公演
  平幹二朗主演『リア王』
 ダブル・キャストの『オセロー』:アカデミック・シェイクスピア・カンパニー公演

Afterword:Paul A. S. Harvey
 

【著者略歴】

水崎 野里子 (みずさき のりこ)

1949年東京都生まれ。詩人、劇作家。早稲田大学大学院博士課程修了。駒沢大学講師。日本英文学会、日本シェイクスピア学会、日本文藝家協会会員。

著書に『シェイクスピア喜劇の構造』(透土社)、『シェイクスピア悲劇と女性達』(土曜美術社出版販売)など。創作戯曲に『青踏の時代』、『鳥たちの日々』、『じゃじゃ馬ならしのお芝居を』など。翻訳、論文、詩作多数。

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