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  嶋岡 晨 著 

  A5判・上製・186頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-8205-5726-5
  2001年4月

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フランス詩受容の視点から、日本の詩人たちのさまざまな問題を捉える論考。高村光太郎とヴェルハーレン、中原中也とランボー、三好達治とジャム、竹中郁とモダニズムなどを取り上げて考察。


【目次】

概説・フランス詩の受容
フランス詩人の幻をさぐる―ある研修報告・一九九九年夏―
隅田川とセーヌ河―「パンの会」をめぐって―
『智恵子抄』とヴェルハーレン
中原中也とフランス象徴派詩人たち
ジャムの受容―三好達治その他における―
モダニズム―竹中郁の場合―

春山行夫とジャン・コクト ―
シュペルヴィエルと戦後の若い詩人たち
あとがき


【著者略歴】

嶋岡 農 (しまおか しん〔あきら〕)

昭和7年 高知県生まれ。高知工業高校建築科卒。明治大学文学部在学中に同人詩誌「貘」を創刊。明大大学院修士課程修了。
昭和34年 寺山修司らと詩劇グルーブ「鳥の会」を結成、公演。
40年代 詩誌「歴程」同人、季刊詩誌「無限」編集長。
40年に詩集 『永久運動』で岡本弥太賞、平成11年に詩集『乾杯』で小熊秀雄賞を受賞。
現在 立正大学文学部国文学科教授。

著書:評論に『現代詩の運命』(飯塚書店) 、『〈復警〉の文学―萩原朔太郎研究』(武蔵野書院) 、『詩とは何か』(新潮選書)。小説に『裏返しの夜空』(〔芥川賞候補〕集英社)その他。

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