【目次】

序文

序章　一九世紀半ばに至るまでの国際社会
　（1）一八世紀および一九世紀初頭の国際社会
　（2）ウィン体制の成立とナショナリズムの台頭―会議外交の展開
　（3）ナショナリズムの展開　　（4）ナショナリズムの躍進

第一篇　「帝国主義の時代」の開幕

第一章　ドイツ・ビスマルクの保障政策とヨーロッパ
　（1）三帝協商の締結　　（2）独仏関係の緊迫
　（3）バルカンをめぐる露澳の対立―「東方問題」の展開
　（4）露土戦争・ベルリン会議　　（5）ビスマルク保障政策の進展　

第ニ章　ビスマルク保障政策の動揺とヨーロッパ　（1）列国の海外進出　　（2）ブルガリヤ問題の解決

第三章　ドイツ世界政策の展開と帝国主義的対立の進展
　（1）新航路外交―世界政策への転換
　（2）再保険条約廃棄と第三次三国同盟
　（3）露仏同盟の成立　　（4）ドイツ世界政策の展開　

第四章　日米の台頭と極東をめぐる帝国主義的対立
　（1）日本の開国と極東状態　　（2）アメリカの台頭と極東政局への介入
　（3）日英同盟締結と日露戦争　　（4）日米の帝国主義的対立

第五章　帝国主義的対立の激化
　（1）英独関係の調整　　（2）英仏協商の成立　　（3）英露協商の成立
　（4）三国協商国と三国同盟国との対立の進展
　（5）世界戦争の勃発　　（6）世界戦争の勃発
　（7）「帝国主義の時代」開幕期の諸相

第二篇　戦間期の国際指示

第六章　ヴェルサイユ体制の成立とその展開
　（1）ヴェルサイユ体制の成立　　（2）ヴェルサイユ体制の発足（一）
　　（3）ヴェルサイユ体制の発足（ニ）

第七章　「相対的安定」期とその崩壊　　（1）「相対的安定」期の到来　　（2）世界恐慌の到来と安定の崩壊

第八章　国際的不安定の増大と第二次世界戦争の爆発
　（1）国際的不安定の増大　　（2）第二次世界戦争の爆発
　（3）第二次世界戦争の拡大　　（4）太平洋戦争の爆発
　（5）戦時外交の展開　　（6）戦間期国際政治の諸相

第三篇　第二次世界戦争後の国際政治

第九章　戦後の対立と冷戦の展開
　（1）戦後処理をめぐる混迷と対立　　（2）対立の漸増と冷戦の展開
　（3）冷戦の進展と変容　　（4）ソヴエト・ロシヤ外交の攻勢とキューバ危機

第一〇章　国際政局の対立動揺とそのゆるぎ
　（1）ヴェトナム戦争とアメリカ　　（2）「雪解け」と多極的世界への動き
　（3）中東・アジア・東欧をめぐる動揺
　（4）米ソ対立の急進とそのゆるっぎ

第一一章　緊張緩和と社会主義体制の崩壊
　（1）「冷たい戦争」の終結　　（2）湾岸戦争とソヴエト・ロシヤの崩壊
　（3）「国民国家」からの遠心運動と国家間統合の動き
　（4）国際政治の現段階（一）　　（5）国際政治の現段階（ニ）
　（6）戦後国際政治の諸相

展望―歴史叙述を超えて―

参考文献参考史料

索引

【著者略歴】

本橋 正 （もとはし ただし）

1923年埼玉県に生まれる。1945年東京大学法学部政治学科に復学、48年3月同大卒業、48年4月同大大学院特別研究生前期入学、53年3月同大卒業、48年4月同大大学院特別研究生前期入学、53年3月同大大学院特別研究生後期満、修了。53年4月学習院大学政経学部専任講師、64年4月学習院大学法学部教授、94年3月同大定年退職、94年4月学習院大学名誉教授。2002年9月逝去、78歳。その他　東北大学法学部集中講座「外交史」担当、東京都立大学法学部非常勤講師「アメリカ政治外交史」担当、聖学院大学大学院非常勤講師「国際政治政策論」担当。

著書および論文
『アメリカ外交史研究』（1984年3月1日　学習院大学研究叢書10）
『日米関係研究』（1986年9月30日　学習院大学研究叢書14）
『日米関係研究Ⅱ』（1989年10月3１日　学習院大学研究叢書18)
『アメリカ外交史概説』（1993年3月15日　東京大学出版会）

共著
『原典アメリカ史　第三巻』（1953年9月30日　岩波書店）2小編
『原典アメリカ史　第五巻』（1957年1月30日　岩波書店）4小編
『原典アメリカ史　別巻』（1958年12月15日　岩波書店）3小編
『原典アメリカ史　第三巻』（1981年11月18日　岩波書店）1小編