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河内信幸 著

A5判・上製・736頁
定価(本体6,500円+税)

ISBN978-4-8205-7873-4
2005年7月

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1929年10月24日の株価暴落、それは“暗黒の木曜日”であった。アメリカ社会が未曾有の恐慌に突入するプロローグだったからである。本書は、史上初めて4選を果たしたローズヴェルトの足跡と、ニューディール政策の今日的意義を問いかける。

【目次】

序文

第1章 1929年の“パニック” から大恐慌へ

第2章 組織化・計画化の構想と失業問題

第3章 緊急救済と社会システムの改革     ―初期ニューディールの展開とその限界―

第4章 ニューディール批判と社会保障法の成立

第5章 ワグナー法と後期ニューディール

第6章 ニューディールと連邦最高裁判所     ―違憲判決と「裁判所詰め込み案」をめぐって―

第7章 労働運動の高揚と産業別組合

第8章 ニューディールの転換と1937年恐慌

第9章 孤立主義と経済の軍事化     ―「ローズヴェルト連合」と「ニューディール体制」の変容―

第10章 「ニューディール体制」とアメリカ知識人

第11章 アメリカ共産党とスコッツボロ事件

第12章 ベン・シャーンとニューディール美術行政

結語

参考文献一覧
図表一覧
ニューディール関連略語表
索引

【著者略歴】

河内 信幸 (かわうち のぶゆき)

1950年愛知県生まれ
1973年3月、金沢大学法文学部史学科西洋史専攻卒業
1981年3月、立教大学大学院文学研究科西洋史専攻博士課程満期退学
現在 中部大学国際関係学部教授、博士(文学)(金沢大学)

専攻分野:アメリカ現代史・国際関係史

主な著書:(共編著含む)
『アメリカ合衆国の発展』横野出版(1984)
『現代アメリカの諸相』中部日本教育文化会(1991)
『現代国際関係の構造』啓文社(1995)
『現代国際関係の基礎と課題』建帛社(1999)など

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