
谷沢弘毅 著
A5判・上製・620頁
定価6,825円(本体6,500円+税)
ISBN978-4-8205-8896-2
2004年12月
2005年 第48回 日経・経済図書文化賞 受賞
2004年 第11回 社会政策学会学術賞 受賞
個人データを活用した、まったく新しい歴史分析(個人計量経済史学)の確立によって、戦略と活力に満ちていた戦前社会をいきいきと復元する試みに成功!かつて我が国が経験した高格差のメカニズムを解明するとともに、戦前の高格差の背景にあった生活観・人生観・家族観を見つめなおす。
【目次】
第1章 高額所得者の分布に関する戦前・戦後比較
第2章 資産保全会社を利用した高額所得者の所得稼得行動
第3章 地域間格差からみた高額所得者の投資行動の変化
第4章 第2次大戦直後に発生した高額所得者を取り巻く経済環境の激変
第5章 低中所得世帯における生活行動の特徴 ―就業・消費行動を中心として―
第6章 東京圏における低所得労働市場の静かな変容
第7章 低所得世帯における構成員別労働供給戦略
終 章 戦前期所得分布の特質
【著者略歴】
谷沢 弘毅 (やざわ ひろたけ)
1957年 茨城県取手市生まれ
1979年 慶應義塾大学経済学部卒業
2000年 札幌学院大学経済学部助教授
2001年 同教授
2003年 地域社会マネジメント研究科教授を併任、博士(経済学)
専門分野:地域経済論、日本経済論