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山本礼子 著

A5判・並製・156頁
定価2,520円(本体2,400円+税)

ISBN978-4-8205-6998-5
2003年11月

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心と技。武道が強調する精神論と武術という二つの側面。その特質ゆえ、歴史の流れの中で翻弄された武道教育の変遷を、武徳会の発展・消滅に焦点をあてて追跡する。教育史、近現代史に武道という光を当てた好著。

【目次】

はじめに

第一章 戦中大日本武徳会解散要因―対日占領政策決定の過程で

第二章 占領下の大日本武徳会解散―連合国最高司令官総司令部(GHQ)の政策

第三章 大日本武徳会関係者の公職追放 

第四章 学校体育としての武道の復活

第五章 大日本武徳会の設立と発展

第六章 武道の学校教育導入

第七章 武道団体の国家統合化

第八章 武道啓蒙思想の変化と精神主義の軌跡

終章 

あとがき


【著者略歴】

山本 礼子 (やまもと れいこ)

1933年7月4日生まれ。上智大学外国語学部比較文化学科卒業。カリフォルニア大学大学院修士課程(歴史学)修了。明星大学大学院博士課程(教育史)学位取得。明星際学戦後教育史研究センターにて研究に従事、明星大学人文学部非常勤講師。

著書:『占領下における教職追放』(明星大学出版部)
共著:『戦後教育改革通史』(明星大学出版部)、『戦後教育の総合評価』(図書刊行会)
翻訳(共訳):『GHQ日本占領史 公職追放』(日本図書センター)、『GHQ指令総集成』(エムティ出版)

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