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石井正春 著 

A5判・上製・342頁
定価6,090円(本体5,800円+税)

ISBN978-4-8205-8832-0
2003年3月

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情緒障害児・学習障害児の発達神経心理学的診断と治療教育をテーマとした約40年にわたる実践的研究から生み出された成果を理論と多数の事例により集成!

【目次】

序文―採録論文の理論的背景と概要―                  

第Ⅰ章 ルリア
     ―石井研式発達神経真理学的評価法と多面的治療教育

Ⅰ-1 ルリア―石井研式発達神経心理学的評価法とアセスメントについて
 Ⅰ-1-1 青年期自閉症発達障害児の発達神経心理学的特徴について
       ―クリステンセン、A. L.によるルリア―
       石井研式発達神経心理学的評価法を通して―

 Ⅰ-1-2 自閉性発達障害児の発達神経心理学的評価と
       治療教育について(1)
       ―情報処理課程のモダリティ間差を中心として―
 Ⅰ-1-3 自閉性発達障害児の発達神経心理学的評価と
       治療教育について(2)
 Ⅰ-1-4 ルリア―石井研式発達神経心理学的評価法(Ⅱ版)の検討
       ―発達的視点からみたⅡ版(376課題)難易度の検討―

Ⅰ-2 自閉性発達障害児へのルリア    ―石井研式発達神経心理学的アセスメントと多面的治療教育

第Ⅱ章 自閉児・発達障害児教育診断検査(PEP)等による
      発達障害児の縦断的アセスメントと治療教育

Ⅱ-1 「研究の背景」:最近のアメリカにみう障害児教育の動向と
    われわれの課題―いわゆる「流動性学級」から
    「教育生態学的」交流へ―

Ⅱ-2 発達障害児の個別教育プログラムに関する追跡的研究
    ―Project MEMPHIS および PEP による
    追跡的状態像の把握と検討―

Ⅱ-3 自閉性発達障害児の逐年的発達過程と
    発達神経心理学的特徴について
    ―PEP(自閉児・発達障害児教育診断検査)による
    逐年的6回の評定結果の分析と言語特徴による類型ならびに
    受容型発達性失語症との類縁的事例の検討―

Ⅱ-4 発達障害児の個別教育プログラムに関する追跡的研究
    ―自閉症発達障害児(3事例)のPEPにおける追跡と指導―
Ⅱ-5 発達障害児の逐年的発達過程と発達神経心理学的特徴について

第Ⅲ章 重複した障害を伴う知的障害児のアセスメントと個別指導

Ⅲ-1 発達性失語(表出型)様徴候を伴う知的障害児の    コミュニケーション指導とその追跡的検討

Ⅲ-2 脳性マヒを伴う知的障害2事例児に関する    個別的コミュニケーション指導について

あとがき

【著者略歴】

石井 正春 (いしい まさはる)

1938年 静岡県生まれ。
1968年 東北大学大学院教育学研究科博士課程所定単位修得・退学。
1973年 教育学博士(教第15号)東北大学論文名「情緒障害児の臨床・教育心理学的研究」
現在、静岡大学教授(教育学部学校教育講座障害児教育)

著書『心身障害児教育と福祉』共著(福村出版 1972)『心身障害児の真理と教育』共著(福村出版 1994)他

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