【底本】
『牧野富太郎選集』 全5巻 (昭和45年 東京美術)
【収録内容】
第1巻
「思い出すままに」
火の玉を見たこと/自由党脱退/東京への初旅/矢田部教授の死/ムジナモ発見/すえ子笹/大震災のころ ほか
「私の信条」
植物に感謝せよ/植物を研究する人のために/だれかやってみないか/茸の字は果たしてキノコか ほか
「自然とともに」
昆虫の観察/紙魚の弁/中国の烏飯/なぜ花は匂うか/蜜柑とバナナはどこを食う ほか
第2巻
「春の草木」
萌え出づる春の若草/スミレ講釈/松竹梅/辛夷はコブシではなく木蘭はモクレンではない/カキツバタ一家言/水仙一席ばなし/冬に美観を呈するユズリハ/藤一字ではフジにならない/世界に誇るに足るわが日本の植物/アマチャとコアマチャとツルアマチャ ほか
「万葉の草木」
万葉集巻一の草木解釈/万葉集スガノミの新考/万葉歌のアオイは蜀葵である/秋の七種アサガオは桔梗である/ムクゲをいつ頃アサガオといい始めたか ほか
第3巻
「講演再録」
武蔵野の植物について/野生食用植物の話/染料植物について/菊の話 ほか
「さまざまな樹木」
リョウブの古名ハタツモリの語原/ハゼノキの真物/ナンジャモンジャの木/無憂花とはどんな植物か/イチョウの精虫/日本のバショウは芭蕉の真物ではない/日本画家のもみじ葉と実際のもみじ葉/なぜイタヤカエデというのか ほか
第4巻
「植物随想Ⅰ」
わが植物園の植物/日本産つつじ並びにしやくなげの類/馬鈴薯の名称を放逐すべし/農家の懐ぐあいで甘藷が変わった/東で人参、西でマンドラゴラ/高山植物/大根一家言/竹の花/紀州植物に触れてみる/ススキ談義 ほか
第5巻
「植物随想Ⅱ」
ひまわり日に廻らず/潮来出島の俚謡/サフラン渡来考/シソのタネ、エゴマのタネ/日本のえびねについて/高野の万年草/盗賊除け ほか
「牧野先生と私」(佐藤達夫)
「牧野先生のこと」(佐竹義輔)
「年譜・全巻内容・索引」
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