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山岸治男 著

A5判・上製・240頁
定価4,410円(本体4,200円+税)

ISBN978-4-284-10138-7
2009年2月

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少子化・ミニサイズ化する今後の日本における高等学校改革・再編課題に対する新しい提案書!

農村の青年期学校教育が消滅の危機にある今、農村の再生と合わせた教育のあり方を探る発想が必要である。本書は、明治以降の農村における後期中等教育の歩みに触れ、その中で特に、戦後20世紀後半に農村に多数設立された新制高等学校昼間定時制分校が果たした地域青年に対する教育の役割を分析する。

【目次】

はじめに

第1章 研究の課題と方法

第2章 ライフコースの形成と教育・学習

第3章 20世紀前半の農村における中等諸学校の展開

第4章 20世紀後半の農村における新制高等学校の展開

第5章 新潟県立安塚高等学校松之山分校の設立と展開

第6章 農村青年のライフコース形成に果たした     「地元高等学校」の役割とその変容

おわりに

索引

【著者略歴】

山岸 治男 (やまぎし はるお)

大分大学教授(教育社会学・社会教育学)。1947(昭和22)年新潟県生まれ。 新潟大学卒業。小学校教諭を経て、東北大学大学院修士課程修了。同博士後期課程単位取得中退。1980(昭和55)年から現任校へ。

著書・論文として、「明治後期農村における実業補習学校」(教育社会学研究、1977年)、 『わが国離陸期の実業教育』(共著、東京大学出版会、1982年)、『近代日本人のライフコースと自我形成』(多賀出版、1992年)、「福祉政策から見た旧米沢藩の財政改革」(大分大学教育福祉科学部研究紀要、2008年)など。地域教育活動として、中国引き揚げ者子女支援ボランティア(1995年〜)など。

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