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貝塚茂樹 著

時事通信出版社
『教員養成セミナー』 2009年6月号

著者は、「はじめに」で次のエピソードを記している。大学での講義の初回、学生に道徳の授業の思い出を聞いたが、2年でやめた。それは「面白くなかったから」。教科書を読んだ、テレビ番組を見た、はまだしも、記憶にない――そんな感想が多かったという。新しい学習指導要領をはじめ、今「道徳教育」のニーズは高まっているように見える。だが、実際の道徳の授業は難しい。

道徳の副読本を愛読したヘンな?小学生だった著者は、道徳教育に真正面から取り組んできた。これほど誠実で正直な道徳教育の本もないだろう。ぜひ一読してほしい。

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