戦後日本の平和教育の社会学的研究

Murakami2009.jpg  村上登司文 著

  A5判・上製・480頁
  定価6,720円(本体6,400円+税)

  ISBN978-4-284-10181-3
  2009年11月 

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戦後日本における平和教育は、現在までどのように展開したか? 社会学的に明らかにした最新の研究書!

本書は、平和教育研究の深化・発展を目的とし、平和教育の理論的発展と実践の歴史的展開をたどり、子どもたちの平和意識、平和博物館の展示と入館者、教職員組合の平和教育実践運動、平和教育の全国的な動向など、平和教育の実際について社会学的に分析する。また、国際比較により、平和教育を発展させる諸条件と日本の平和教育の特性を明らかする。激変する世界情勢の中で転換期にある日本の平和教育の方向性と課題を提示する!

 

 

【目次】

はしがき

序章 研究目的と研究アプローチ
 第1節 研究目的
 第2節 平和教育への研究アプローチ

第1部 平和教育概念と平和教育の歴史的展開

第1章 平和教育論の展開
 第1節 平和教育の概念
 第2節 外国における平和教育論
 第3節 日本における平和教育論

第2章 日本の平和教育の歴史的展開
 第1節 学校における平和教育の歴史的展開
 第2節 学校外における平和教育の歴史的展開

第2部 平和教育の社会学的事例分析

第3章 社会学的分析枠組み
 第1節 五つの分析枠組み
 第2節 事例分析の方法と分析資料

第4章 学校教育における平和教育
 第1節 学習指導要領などにおける平和教育に関する規定
 第2節 学校教育における平和教育の実施状況―兵庫県の例

第5章 平和教育実施に対する政治的規制
 第1節 平和教育における政治的対立
 第2節 政治的規制の分析

第6章 日本教職員組合による平和教育
 第1節 平和教育運動
 第2節 平和教育実践運動

第7章 博物館・資料館による平和教育
 第1節 平和博物館による平和教育
 第2節 軍事博物館における戦争と平和の教育
 第3節 平和博物館と軍事博物館の比較

第8章 子どもの平和意識
 第1節 子どもの平和意識の時系列的変化
 第2節 日英中学生の平和意識

第3部 日本の平和教育の特性

第9章 平和教育の国際比較
 第1節 イギリスの平和教育
 第2節 米独の平和教育
 第3節 各国の平和教育と社会的規定要因

第10章 まとめ
 第1節 本研究による知見
 第2節 戦後日本の平和教育の特性
 第3節 平和教育の課題
       
あとがき
謝辞

引用・参考文献一覧

付属資料1 日本の平和教育関連年表
付属資料2  世界の平和教育関連年表
索引

 

【著者略歴】

村上 登司文 (むらかみ としふみ)

1955年、広島県生まれ。広島大学教育学修士、ブラッドフォード大学(イギリス)で平和学MA、広島大学博士(教育学)。鹿児島女子短期大学助教授を経て、現在、京都教育大学教授。
専門:教育社会学、平和教育学

著書:『日本から発信する平和学』(共著、法律文化社、2007年)/『いま平和とは何か―平和学の理論と実践』(共著、法律文化社、2004年)
論文:「平和形成方法の教育についての考察(その2)―日英中学生の平和意識調査の比較から」(『広島平和科学』29、広島大学平和科学研究センター、2007年)/「海外の平和教育研究の発展段階―日本の平和教育学成立への示唆」(『平和研究』34号、日本平和学会、2009年)など