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  清水幾太郎 著

  A5判・上製・264頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10238-4
  2010年5月

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人間は作られたものであると共に作るものである。……人間は社会によって作られたものであるにも拘らず、而もまた社会を作るものである。或は社会によって作られたがゆえに社会をつくるものとして働くことを得るのである。  「Ⅰ 新しき人間」より

【目次】


悪について  ヒューマニズムと社会革新  新しき人間
二つの現実  二つの環境  歴史的精神  組織の条件
深淵から  現実の再建


教育の問題と方法  環境に関する試論  匿名の思想
生死の断層  運命の岐路に立ちて  日本人
新聞批判―架空編集局長就任の辞
講和会議に寄す  内灘  人類は見られている

年譜
 

【著者略歴】

清水 幾太郎 (しみず いくたろう)

社会学者、評論家。1907〜1988年。東京都生まれ。東京帝国大学文学部社会学科卒業。「読売新聞」論説委員などを経て、1946年二十世紀研究所を設立、1949年から学習院大教授。社会学・社会心理学の領域に新しい問題提起を行う。平和問題にも強い関心を持ち、講和問題、基地反対闘争、六〇年安保闘争の理論的指導者となる。著作に『倫理学ノート』『社会学講義』『わが精神の放浪記』など。

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