【目次】

道理の感覚
　道理について　　徳育について　　自由について
　ヒューマニズムについて　　人間は平等なり　　国家建設の生命力

教育論
　教育試論　　教育刷新の問題　　知育の徳育性　　教育と社会
　教育問答　　小学教育の重要性　　これからの家庭教育　　教育の理想

友情論　友情・同情・愛　　友情論

読書論　読書論　　読書と思考について　　読書の思い出

人生論
　人生の道　　私の人生観　　創造的人生論　　学問と人生　　哲学と人生
　自然と人生　　スポーツと人生　　人生の諸相　　生きゆく道

若き人たちへ
　学生諸君に与う　　婦人学徒に与う　　学習と原則　　学生と音楽
　学生とアルバイト　　学生と犯罪　　就職に対する心構え
　青年諸君に与う　　新しい時代に生きる女性たちへ　　自覚と反省
　働くこと　　幸福について　　文化と教養　　言論への勇気　　生活への勇気

忘れえぬ人々
　わたしの少年時代　　わが母のことなど
　ハイデルベルク学派の人々　　内村鑑三先生のこと

年譜
 

【著者略歴】

天野 貞祐 （あまの ていゆう）

哲学者・教育者。1884〜1980年。神奈川県生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。同大教授などを経て、1950年第三次吉田改造内閣文相、道徳教育を強調した「国民実践要領」を提案して批判を浴びる。1960年文化功労者。1964年より獨協大学初代学長。専攻のカント哲学以外にも、人生論、教育論、学生論に関する論述も少なくない。著作に『道徳の感覚』『学生に与ふる書』、訳書に『純粋理性批判』など。