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奥平康照
A5判・上製・348頁
定価(本体4,600円+税)
ISBN978-4-284-10456-2
2016年1月
「山びこ学校」の思想とは何だったのか。「山びこ」実践と生活綴方の思想を見直す!
山形県山元村の中学生に密着した綴り方を集めた無着成恭編『山びこ学校』(1951年)は、戦後日本の教育界に巨大な影響を与えた。教育学も、人文・社会諸学も、そこに新社会の人間形成と学問の展望を見た。それにもかかわらず、まもなく、経済発展・生産発展のための人材養成を基軸とする教育が、社会を支配し、「山びこ」実践を駆逐した。「山びこ学校」の思想とは何だったのか。今、教育の行き詰まりを打開するために、「山びこ」実践と生活綴方の思想を見直す。
高橋裕子 著
A5判・上製・328頁
定価(本体4,800円+税)
ISBN978-4-284-10417-3
2014年11月
学校衛生史の新しい方向性と、地域学校衛生史研究という新しい領域を切り拓く!
食物アレルギー・アナフィキラシーショックの対応や不登校支援。今、学校は、こうした新しい学校保健問題に対し、校長のリーダーシップのもとで養護教諭・担任と保護者・主治医が共同し、学校全体で取り組むことが求められている。本書は、従来の国家による学校保健制度の歴史ではなく、視点を学校現場に移し、学校が主体的に執り行った学校保健活動の歴史を、明治7年創設の中津川興風学校の日誌史料により実証的に明らかにする。
小林千枝子 著
A5判・上製・432頁
定価(本体5,600円+税)
ISBN978-4-284-10415-9
2014年9月
教育にとって地域とは何か―― 戦後日本におけるその展望を社会史の手法で描く!
1970年代、高度成長に由来する産業構造の大きな転換を背景に、子どもたちのおかれた状況も、学校に対する親の期待も大きく変わった。時を同じくして、「地域に根ざした教育」が全国的に広がり、また相対評価に代わって到達度評価が登場した。本書は、こうした変化の真相を追究しながら「村を解放する学力」を求めた、京都府奥丹後の教師・親・地域住民を事例として、教育実践上の模索と展望を明らかにする。
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