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  天野貞祐 著

  A5判・上製・296頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10263-6
  2010年10月

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生をこの世に享けて世界と人生とを学ぶということは、それだけで既に十分な意味を生存に対して与えるでありましょう。国民として市民として、親子兄弟姉妹として、友人として人間を生きてみることは決してつまらぬことではなく、その体験だけですでに生れて来た意味があるともいえるでありましょう。  「人生論 創造的人生論」より

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  南 博 著

  A5判・上製・284頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10264-3
  2010年10月

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個人が、一旦、集団の中へ自分を投げ入れ、すべての人の投げ入れた結果が、こんどは、各人のものとして戻ってくる。あるいは個人が集団をくぐって、集団化された個人として、ふたたび自分を高いレヴェルで発見するのである。  「社会と人間 資本主義的人間・社会主義的人間」より

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  高橋義孝 著

  A5判・上製・276頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10265-0
  2010年10月

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人間の世の中は不便ということもなければ成り立ちがたいものなのです。不便ということにも大きな意味があるのです。面白くいえば、人生とは不便ということではないか。便利一点張りなら、人間この世に生れてこない方がよほど何かと便利ではないか。  「日本人と日本語」より

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  中村光夫 著

  A5判・上製・272頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10266-7
  2010年10月

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自分の幸福について思いわずらう暇があったら僕らはもっと直接に人生に対して自分は何をなすべきかを考えてみる方がよいのである。すべて行為は人生の現実の内容であり、また僕らは幸福の観念を見失ったとき初めて本当に幸福になれるからである。  「知性と青春 幸福について」より

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  奥野信太郎 著

  A5判・上製・284頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10267-4
  2010年10月

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われわれがよくよく考えなければならないことは、文化的恩恵をうけるだけがけっして文化そのものではないということだ。……なるほど自動車は文化文明の所産かもしれないが、それに乗ったからといってその人間が乗らない人間より文化的に進歩したとはいえない。  「世代のかけ橋 山のあなたの空遠く」より

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  賀川豊彦 著

  A5判・上製・288頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10269-8
  2010年12月

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人間にとっては、生きること、強く生きることが、第一の仕事である。相対の世界に置かれている以上、他人の考えがすべてわかろう道理もなし、全能者でない以上、世界の組立てがすべてわかろう筈もない。しかし強く生きることによって、過去を振り返って見ると、だんだん賢くなっているとも考えられる。   「表現の世界 疑問と信仰との境界線」より

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  式場隆三郎 著

  A5判・上製・280頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10270-4
  2010年12月

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芸術だけでなく、もつと広い人間生活においても、最も高いものは協団的生活である。最も進化した人間生活は、個性を露出しない協同生活である。来るべき時代もまた、天才偉人だけを人間の理想としない調和ある健康なものであらねばならぬ。  「Ⅱ 民芸と性能」より

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  大内兵衛 著

  A5判・上製・296頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10271-1
  2010年12月

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学問とは、社会の理、物象の理、経済の理、道徳の理をつきつめることである。新しいことばでいえば、真理の探究である。もう一度、この句を解釈しよう。いかにしてわれわれは、われわれの心を正しくすることができるか。  「Ⅱ 大学の意義(入学生に与う)」より

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  辰野 隆 著

  A5判・上製・272頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10272-8
  2010年12月

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社会に貧富の差の存するのは已むを得ぬとはいえ好い事ではない。貧富の懸隔の甚だしいのは明らかに社会悪である。この社会悪は徐々に改めなければならない。それを改めるには――革命? 否。……革命の哲理が革命の行動によって誤られなかった例は未だ嘗てない。  「Ⅰ 日本人」より

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  古谷綱武 著

  A5判・上製・284頁
  定価5,040円(本体4,800円+税)

  ISBN978-4-284-10273-5
  2010年12月

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人類の歴史の長い過去と遠い未来を生きてきた、また未来のなかに生きていくであろう、それこそ天文学的数字をもってかぞえなければならないほどの無数の人類のなかに、……私というこの私自身は、永遠に一人しかいない。私は永遠にかけがえのない私なのである。  「生きるということ 私について」より

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